2004初日の出紀行
2004年1月1日(元旦)
どこから話そうか……。
まずは2003年12月29日。この日、俺はその年最後の仕事で六本木にいた。
夕方気が付いたのだが、携帯電話に二回着信があった。そして、メールが一通。
これら全ては、以前知多半島に一緒に行った、神戸の友人ダイ。
メールを見れば、「今栃木?」と書かれていた。前日、俺はダイに、29日に実家に戻ると言っていた。
29日、仕事が終わった後に帰る予定だった。
とりあえず、ダイに電話をかけてみる。しかし電話の内容は、とんでもないものだった。
「今宇都宮におるよ〜」
流石に声を荒げてしまいましたわ。ええ、そりゃぁもう。だって、アイツ神戸の人間ですよ??
アポなしで栃木に来てるですよ??まだ東京で仕事中ですよ、俺。
なんで宇都宮におんねん……。
確かに、29に帰るとかいう会話の中で、「栃木来るか?」と俺は訊いたが、
ダイははっきりと来ると言っていなかったし、第一俺も冗談半分だった。
とりあえず、仕方ないのでダイを浦和まで呼び寄せた。いやホント仕方ないでしょ……。
仕事が終わり、ダイと合流したのが、夜10時。
仕事で疲れたので、翌日30日に帰ることにした……。
翌日30日。一緒に住んでるまりくが、この日、お仕事最終日だった。
折角なので、まりくが仕事終わるのを待って、三人で帰郷することにした。ちなみにまりくの実家は群馬の藤岡市。
藤岡経由で、矢板までという予定だった。車は、俺の車一台。ダイの車(まだセリカ)は、アパートの駐車場にある。
ところがまりくが帰ってこない。夕方頃戻るという感じだったが、結局夜8時になっても帰ってこない。
どうやら会社の打ち上げが長引いているようだった。仕方ないので、結局俺とダイで出発。藤岡行きはナシです。
けど、買い物やらなんやらで本当に出発したのが夜10時。ドンキホーテで買い物しなきゃよかった……(ジャングルだぁ〜〜)。
んで、31日、大晦日。
ダイがわざわざ栃木まで来た理由は、スノーボード。ウィンタースポーツですわ。
何でも、本当なら長野のスキー場に行く予定だったが、それが潰れてしまい……そんなときに俺から電話があったらしい。
しかしアポなしで来るなよ。
この日のダイ、朝6時半頃に起きて、七時過ぎに出発。目指すはハンターマウンテン塩原、という予定だった。
けど、流石ダイだね。正午過ぎに起きよった。俺は8時に起きたのにね。
それでもハンターマウンテンに出発するダイ。俺の車で。俺は元々ウィンタースポーツが好きじゃないので、行かない。
それに、この日は毎年恒例のように予定が入っていた。初日の出というツアーが。
とりあえず、2時頃にKari田と合流。そして宇都宮辺りをブラブラっとする。これも、毎年恒例。
で、8時頃Kari田家に戻り、PRIDEやら大晦日の格闘技関係のテレビを見始める。
だが9時頃、ダイが下山してきた。ダイと合流。
さらに、年が明ける頃に、もう一人の同士えっこと合流。
えっこは今日まで大学院の研究に勤しんでいたが、帰郷して、そのまま初日の出ツアーに参加。
…………本当はもっと早く合流出来たのだが、仕方がない。テレビで桜庭とノゲイラが闘ってりゃぁ、しゃぁないっしょ。
年明けを直前にして、Kari田が車を突然止めた。
Kari田曰く「地球上で年越そうぜ」。つまり、大地の上で。車や建物の中ではなく。
そこは我が母校である小学校の芋畑(元?)。
俺が、誰か正確な時計を持っているか聞いたが、全員怪しい。
ところが、小学校のグラウンドから、突然ながらタイミングよくカウントダウンが聞こえてきた!
暗闇なので何者かは知らないが。どうせ暇な若造共だろうけどよ。
2004年が明けた。俺たちは芋畑を去り、再びKari田家に戻る。
いつもならば、1時に出発し、迷い、ちょうど日の出の30分前に海岸に着くというパターンだった。
だがこのときは違っていた。準備やら色々とやっていたら出発が2時。ォィ。
しかし誰一人として慌てる様子もなく、出発。
国道4号線を南下、氏家町で国道293号を東に向かい、茨城県の(多分)日立市の辺りで国道6号線を北上。
そして福島県いわき市に突入、程なく走り、海の方向へ右折。
で、この日初めて、迷わずに目的の海岸に着けた!!ファンタスティック!!ブラボー!!
もっと早いルートがあるとかそういうツッコミはナシでお願いします。迷わなきゃいいじゃん?
でも、流石に今回は早く着きすぎた。日の出の2時間前に着いてしまった……。
仕方がないので車で仮眠。携帯電話の目覚ましを6:45にセットして。
だが、突然消防車が通ったりして、仮眠もままならず……携帯電話のアラームが鳴る。誰やねん火事起こしとんのは。
空は大分明るくなっていた。天気は見事に晴れ。
これまでの初日の出は、雨や雪こそなかったものの、曇りが多く、海岸よりも雲から日が昇っているばかりだった。
そして初日ッ!!真っ赤に燃〜える〜〜太陽だ〜から〜〜♪
見事な初日でした。赤く眩しく、雄大な太陽。日出ずる国の太陽。優雅にして美麗。
そして恒例通り記念撮影〜〜!今年は特別ゲストのダイも追加だッ!

2004年初日の出!こんなに晴れたのは初めてだ。

俺。体の角度を誤ってサタデーナイトフィーバーになり得ない。

最後はみんなで集合写真!しかし足元のゴミが景観を崩している。
でも、まだ終わらないよ?
初日の出の後は、ダイ見送りツアー。
この日のうちに神戸に戻りたいらしいので、浦和まで送るのだ。ちなみにスノボは無理矢理車の中に詰めてある。
眠かったけど日の出を見て復活した4人衆は、昇る太陽を左に、国道6号線を南下。
目指すは国道50号線。水戸から前橋まで(だったかな?)走る、北関東の東西の主要道路だ(と思う)。
だが、50号に入ってから、みなさんパワーダウンし始める。俺もね。
リゲイン飲んだせいか一人結構元気なKari田に、途中で運転変わってもらう。
で、浦和からの帰りの運転に向け、俺はパワー充電のための眠りに入る。Kari田には、4号線にぶつかったら南下するよう指示を出す。
けど一向に眠れない。あまつさえ馬鹿話で盛り上がる始末。
で、結局眠らずに浦和のアパートに到着。時刻、昼の11時。えっこ、浦和のアパート初侵入。
各々、ここでまったりする(ダイ:風呂、Kari田:爆睡など)。
ダイは神戸へ向かった。俺、Kari田、えっこの三人は一路矢板へと向かう。
ドライバー、えっこに交代。そして今度こそ爆睡した俺。気が付けば宇都宮。
そして矢板の神社で初詣した。時刻、夕方4時半。おみくじは、俺は大吉!
日の出といい、おみくじといい、さい先いいスタートでした。
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